中高年の足の痛み、手遅れになる前に知っておくべき2つのこと

おはようございます。今回は「足の痛み」について勉強していきましょう。

ひとくちに足の痛みといっても、原因は様々です。診断が正しければそれでいいのですが、原因によって治療法が変わる病気なので、もし診断が間違っていた場合には手遅れになることもあり得ます。ここでは中高年の方に多い「足の痛み」の原因として多いものを取り上げ、見分け方をお教えします。

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①神経からくる痛み

まずは、誰もが連想しやすい「神経痛」です。ほとんどの方が、「歳のせいで」、とか「坐骨神経痛」なんかをまず考えるのではないでしょうか。確かに足の痛みの原因として考えられると思います。具体的には脊髄や太もものところの神経が、加齢による変化で骨によって圧迫されて起こる痛みです。

人間は背骨のところに大事な大事な脊髄神経という大きな神経の管があります。大事なので脊椎という骨(背骨)によって守られています。しかし、老化現象で骨の変性が起こると守っている骨がだんだんと神経を圧迫したり悪さをするようになります。正確な病名は「脊柱管狭窄症」といいますが、骨と骨の間にある椎間板というところが飛び出して神経を圧迫する「椎間板ヘルニア」もあります。ただし、一般的には混同されやすく「腰椎症」とか、単に「ヘルニア」なんて言ったりもします。

いずれにせよ神経が圧迫されて痛みが出ていますので、痛みの特徴は、「ピリピリとした痛み」で、「姿勢の変化」によって悪化したりよくなったりします。具体的には「おじぎ」をしたり、座ったりと背骨を曲げるような動きで悪化することがあるのが特徴です。

 

②血管が詰まったり狭くなったりする病気

2つ目は、血管が詰まることで足が痛くなる場合です。①とは全く別の病気です。歩いたり走ったりするのには足の筋肉を使います。当たり前ですよね。でもその足の筋肉にも栄養がいかないと動いてはくれません。つまり足にも血液が酸素や栄養を運んでくれているのです。

しかし、高血圧や糖尿病、タバコなどが原因でだんだん「動脈硬化」が進むと全身の血管がボロボロになっていき、やがては詰まってしまいます。脳の血管が詰まると「脳梗塞」、心臓の血管がつまると「心筋梗塞」という病気です。どちらも命や人生に関わる大病ですが、足の血管が詰まると足が痛くなります。

この②の場合の特徴は、最初は運動したり長い距離を歩くと足が痛くなることです。つまり家で寝ていれば痛くはないんですね。前かがみになっても痛くならない。ここが①と大きな違いです。ただし、段々と症状が進むと次第にちょっとの距離を歩くだけでも症状が出たり、ひどいと安静にしていても痛みが出たりします。ここまでくると、足に「潰瘍」と呼ばれる傷ができたり、足の色が紫や黒くなってくるので違いは明らかなのですが、神経痛だと信じ込まれていると足の色を診察の時に見てくれないかもしれないので、気づいたときには手遅れというケースもあり得ます。

手遅れとは足が腐ってしまい、切断手術をするしかない状態のことです。ここまで悪化してしまうと潰瘍の部分から感染することも多く、命に関わります。

 

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次に治療法ですが、①の場合はまず整形外科に行かないといけません。その上で骨の状態などをみて手術をするか、リハビリや痛み止めなどで様子をみるか、先生と相談して治療法を決めます。

②の場合は内科で相談してください。手と足の血圧を同時に測る検査を行い、足の血圧が手よりも低い場合は要注意です。(注:ふつうは足の方が血圧が高いのです)  まずは薬での治療を行いますが、場合によっては早めにカテーテル治療やバイパス手術という治療を行った方がいい場合もあります。たかが足、されど命に関わることも多く、歩けなくなったり切断しなければならないとその人の人生にも大きな影響を与えます。

①と②の違い、分かっていれば早めに対処できますが、例えば初期の段階で本当は②が原因なのにも関わらず、①と信じられてしまい痛み止めや湿布などで様子をみる、となった場合、症状が悪化して気づくまでそのままということもあり得るので最初の診断が大事なのです。

③その他

もちろん足の痛みの原因は①、②だけではありません。尿酸の値が高いことで起こる痛風や、足の皮膚の下の感染などで起こる蜂窩織炎という病気など、様々です。また機会があれば他の病気のことも取り上げたいと思います。

 

<参考文献、サイト>

1)日本循環器学会「末梢閉塞性動脈疾患のガイドライン」

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