緊急性の指標、バイタルサインとは?

こんにちは。今日は、学会で関西方面に向かっています。

さて、タイトルにある通り、今回はバイタルサインというものについて。

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①バイタルサインとは?

まずバイタルサインとは何か、ということですが、これは血圧、心拍数(≒脈拍)、体温、呼吸回数の4つの総称です。病院に行かないと採血などの検査はできませんが、バイタルサインは家庭でも測ることができます。

②どのようにして使うか?

では、これらのバイタルサインは、どのように使われるのでしょうか。例えば、具合が悪い時に、すぐ救急車で病院に行くべきなのか、明日まで待ってもよいのか。判断に迷う時があります。もちろん、救急相談センターへ電話をするのが最も確実ですが、今自分の身に起こっている症状をうまく言えない場合もあるかもしれません。

しかし、血圧などの数値は客観的な数字でのデータになるので、誰が測っても同じ値が出るはずですし、伝達の時にも情報がきちんと伝えられます。例えば、「今、血圧180/90です」という情報は、極論すれば子供でも正確に伝えられるので、判断材料としては最も確実なものの1つとなります。

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③正常値

では次に、それぞれの項目についての正常値を見ていきましょう。

▲血圧(上の血圧で正常は100〜140mmHg)

血圧には皆さんもご存知の通り、上の血圧と下の血圧がありますが、分かりやすくするためにここでは上の血圧だけ覚えてください。だいたいの場合は上の血圧だけで解決します。

さて、血圧の正常値ですが、だいたい100〜140です。だいたい、と曖昧にしたのは、若い女性など、もともと正常運転で血圧が低い方もいるからです。これは、本人のいつもの血圧がどれくらいか、ということにもよります。例えば普段血圧が130くらいの人が、血圧180台と高かった場合は明らかに異常ですし、逆に血圧80台など低すぎる場合も異常なわけです。

▲心拍数(≒脈拍) 正常値60〜100回/分

次に心拍数。厳密には心臓が動く回数と手首などで測る脈が触れる回数はイコールではないですが、だいたい同じことが多いのでここでは深くは触れません。

脈拍は手首の親指側に反対側の指を当てると、トクトクという血液の流れを触れることができます。時計を見ながら、1分間に何回触れたか、を数えることで測定できますが、最近の血圧計では血圧を測ると脈拍数も勝手に測定してくれます。

正常値は1分間に60〜100回で、脈拍が極端に多すぎる場合や、50回を下回るなど極端に少ない場合、注意が必要です。

なお、さきほどの上の血圧と脈拍数を比べると、上の血圧が高いのが普通です。よって、

上の血圧÷脈拍数 が、1.0を下回る場合、特にショックバイタルと言い、要注意です。

例えば心臓や肺に異常を起こしている場合や、重症感染症で血液中に菌が蔓延している場合(敗血症といいます)、ショック症状を起こしていて血圧が下がるのです。

※先ほども述べましたが、もともと血圧が低い方で、平常運転の時にもギリギリ1.0を下回ってしまう人もいるので絶対とは言い切れませんが。

▲体温(正常値 35.0℃〜36.9℃)

これは説明不要だとは思いますが、体温計で普通に測定できます。最も馴染みのあるバイタルサインの1つと言えそうですね。

例えば風邪などでも37℃台の熱は出ますが、38℃後半から39℃以上の熱は、誰がどう見ても異常です。

発熱の原因については色々あるのでまた機会があればやりたいと思いますが、肺炎などの感染症で上がることが多いのも確かです。

逆に①、②で少し触れた超重症の感染症では体の具合が悪すぎて逆に体温が下がってしまうこともあるので要注意です。

▲呼吸回数(正常値12〜20回/分)

これも読んで字のごとく、1分間に何回呼吸をしたか、です。吸ってー、吐いて、はい。これで1回とカウントします。

具合が悪いと、肩で息をする、なんて言ったりしますが、実際にハアハア息をしていて苦しそうな人を見たら心配になりますよね?

それを客観的な数値で表したのがこの呼吸回数です。

例えば心臓や肺に何かしらの異常があったり、重い感染症にかかっていたりすると、体が酸素をたくさん欲するようになるので、脳がたくさん呼吸をして酸素を取り込むよう命令するんです。

今までの流れからお察しの方もいるかもしれませんが、これも呼吸回数が多すぎる場合も要注意なのですが、具合が悪すぎて呼吸すらできなくなっていることもあるので注意が必要です。

なお、病院などでよく、指で酸素の値を測る経皮的酸素飽和度(サチュレーションと言います)という指標もあります。95%以上が正常で、だいたいみんな90%台後半だと思いますが、厳密にはこれはバイタルサインには含まれません。簡単に測定できるのでよく用いる指標ではありますが、呼吸回数を測る方がより早く病気を発見できる場合があります。

いかがだったでしょうか?高すぎてもダメ、低すぎてもダメなのがバイタルサインです。

血圧や体温はもちろんですが、慣れればこのくらいは家庭でも余裕で測定できますし、だいたいの正常値を知っていると、その人の病気の緊急性があるのかどうかの推測もできるので、損はないと思います。もちろん、迷ったら必ず適切な窓口(病院や救急相談センター)に相談して下さい。その際にバイタルサインが分かっていると尚、適切な判断ができます。

余談ですが、採血など夜中に検査をできない病院では、ほとんどの医師がこのバイタルサインも参考にして緊急性の有無を判断していると思います。

それではまた。

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