二次性高血圧について

こんにちは。今日は、一般的でない方の高血圧について話そうと思います。高血圧については前ブログの高血圧①を見てください。

要約すると、血圧の高い人が100人いたとして、100人中90人は特に理由がない高血圧となります。これを本態性高血圧症と言います。

一方、残りの10人は、何かしら他に病気があって、それが原因で血圧が高い状態です。これを二次性の高血圧と言います。

血圧が高いのは、降圧薬で治療するしかないですが、何か原因があるならば、その病気を治療しないといけません。また二次性の高血圧の特徴としては、そうした根本の原因を治療しないと血圧のコントロール自体が難しいことが多いのも特徴です。今回は、そうした原因のある高血圧について説明していきます。

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①ホルモンの病気

体の中には我々が生きるために必要な様々なホルモンが行き交い、情報を伝えています。その中枢は、脳にある下垂体というところから出ているホルモンです。脳の命令は、甲状腺や、副腎皮質と呼ばれる腎臓の脇にちょこっとついている副腎と呼ばれる臓器に伝わり、そこからまたホルモンが出されて血圧や糖分、ナトリウムなどのホルモンが分泌されます。これらのどこかに異常が起こると、ホルモンが過剰に分泌されて血圧が高くなることがあります。ホルモンの病気は具体的にはどこの臓器に異常があるか、どのホルモンが異常分泌されているかによって何種類にも分けられます。代表的なものとしては、クッシング病、アルドステロン症、褐色細胞腫、バセドウ病、橋本病などです。その他にもたくさん種類があるので、今回は混乱を避けるため詳細は割愛します。これらは採血検査でまず当たりをつけて、もし疑わしければCTなどの画像検査を追加します。ただし採血もかなり特殊な検査になるので一般的な「採血」でやるこもはほぼありません。

治療はどのホルモンに異常が出ているかによっても異なるので一概には言えません。例えば甲状腺ではお薬の治療になることが多いですし、副腎や脳の下垂体の場合は手術になることもあります。

②腎動脈狭窄症

腎臓にいく血管が、何らかの原因で狭くなったり詰まったりすることで血圧が高くなる病気です。高速道路でいうと、ある1つのインターの料金所が10個あるところが3個に減っていたら渋滞が起こって道路は車でパンパンに溢れてしまう。こんなイメージです。先が詰まると血液も渋滞して、内圧が高くなるわけです。

明らかな原因があるので、料金所を増やさないとなかなか解決は難しいですよね?

治療はカテーテルを使って、狭い血管を風船で膨らませたり、ステントと呼ばれる金属を入れて狭窄の解除を行います。

③睡眠時無呼吸症候群

最後に、睡眠時無呼吸症候群について。聞いたことがある方もいるかもしれませんが、呼んで名のごとく、寝ている時に時々呼吸が止まってしまう病気です。多くは肥満などが原因で、寝ている時に喉のところの気道と呼ばれる呼吸の通路が狭くなったり閉塞することで呼吸が止まる病気です。日中の眠気が出たり、高血圧の原因にもなります。

診断は、外来でもできる簡易検査をまず行い、疑わしい場合は入院して行う睡眠ポリグラフィーという検査で診断します。

治療方法は、まずは減量(ダイエット)が最もシンプルな方法ですが、それでもうまくいかない場合はマウスピースを使う方法や、CPAP(シーパップ)と呼ばれる機械付きのマスクを寝る時につける方法があります。マスクは装着するときの不快感がとれるように慣れや細かい設定が必要になります。

いかがだったでしょうか。ここまで書いておいてなんですが、とはいえほとんどの高血圧は、体質的なものや、塩分過多、不眠やストレスなどの生活習慣的なものが原因となります。高血圧の薬を何種類も飲んでも下がりが悪かったり、他に何か症状や検査値の異常がある場合は、二次性の高血圧という存在もあるということを思い出して下さい。

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