心電図の話。狭心症?~ST低下とは?~

こんばんは。今回は質問?的なことがあったので、健康診断の結果でときどき記載のある心電図の「ST異常」もしくは「ST低下」について説明したいと思います。

分かりやすくするために今回はなるべく手短に。「ST」というのは、心電図を読む上での暗号のようなものなのであまり気にしなくてよいです。「ST異常」とか、「ST低下」と書かれた場合は以下のようなことが考えられます。

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①狭心症など心臓の血管が狭い病気

この場合、普通は「胸が痛い」などの症状が出ます。狭心症そのものについては胸の痛み、危険信号を見逃すな、で述べていますのでそちらをお読みください。これらの胸の症状と心電図の所見の両方がある人は、狭心症、心筋梗塞のリスクが高いので直ちに医療機関を受診してください。

②心臓の筋肉が肥大している場合

心臓は筋肉の塊によりできている臓器です。主な働きは全身に血液を巡らせること。例えば長い間高血圧を持病として持っていたり、治療しないままの状態が長いと心電図の波形が変化していきます。血圧とは血管の抵抗を表すので、血圧が高いと心臓の筋肉はそれに逆らって強い力で血液を巡らせなければいけません。このため勝手に筋トレ状態が続くことになり心臓の筋肉は肥大していきます。すると心電図の「ST」に変化が出てきます。これを高血圧性の心肥大といいます。

心臓の筋肉が鍛えられていいのでは?と思う人もいるかもしれませんが、今はよくとも5年後、10年後にやがて心臓の筋肉が疲れてしまい、動きが悪くなってしまい心不全という病気の元になります。なので早めに心臓を保護する薬を飲むのがよいでしょう。①ほどの緊急性はないですが、将来の心不全を予防するために今からきちんとした治療を受けるべきです。

③肥大型心筋症の場合

②と似ていますが、遺伝子の異常などで生まれつき心臓の筋肉が肥大しやすい病気の方がいます。ご家族(ご両親や親族)に同じような病気の方がいることも多いですが、心電図は②の場合よりも一層、特徴的な変化をしています。とはいえ①でないとも言い切れないので、これも専門医による適切な判断が必要です。

その他の可能性ももちろんありますが、ST変化、ST低下の原因として多いものを挙げてみました。

頻度、可能性は①と②が圧倒的に多いです。いずれにせよ、心電図で「ST」が変化しているというのは何かしらの原因がある可能性が高く、またほとんどは心臓が原因です。緊急性の高い病気もありますので、健康診断などでこうした指摘を受けたら内科もしくは「循環器内科」の受診をお勧めします。

簡単ですが、今日はこの辺で。次回は「大腸のスクリーニング、便潜血検査について」を予定しています。なお、今回は3部作として「心臓のカテーテル検査とステント治療」までを予定しています。大腸と心臓がなんで関係あるの?と気になる方は是非次回以降の更新もチェックしてくださいね。それでは。

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