投稿者「トーマス」のアーカイブ

トーマス について

初めまして。都内、地方で働く内科医です。 予防医学こそ最高の医療、をモットーに皆様にとって有益な情報発信をしていきます。

夏風邪

こんにちは。ここ数年はこの時期になると夏風邪を引いてしまいます。一応マスクはなるべくするようにはしているのですがやはり外来で大勢の風邪の方の診察をしているとどこからかもらってしまうのか。

実家が小児科の医院をしているという友達は、まあ風邪には強かったですね。色んなウイルスがたくさんいる中で育っているからたぶん抗体がたくさんできているのでしょうね(笑)

さて、今日は風邪についてです。実際自分が引いてみると分かりますが、風邪ってたぶんいつか治るのは分かっていても症状自体はすごく辛いですよね?僕もつらいです。特に咳がなかなか止まらなくてこれがほんとにつらい・・・

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①そもそも風邪とは?

色んな呼び方があります。風邪、感冒、急性気管支炎、ウイルス性気管支炎、急性上気道炎、etc。いずれにせよ、咳が出たり喉が痛くなったり痰が出たり、呼吸器(肺)の症状が出るのが特徴です。

②原因は?

9割はウイルスが原因です。ウイルスの種類は、ライノウイルスとか、アデノウイルスとか、とにかく色々です(笑)。残り1割は細菌と呼ばれる微生物が原因のこともあります。

③感染の場所は?

これは気道と呼ばれる場所で感染が起こります。気道には上気道と下気道があり、口から咽頭(のど)の奥までを上気道、そこから下、肺(肺胞)までを下気道といいます。風邪はこの気道感染の中でも上気道に起こります。ちなみにこの感染が下気道まで及ぶといわゆる肺炎という状態になります。ウイルスが原因となる風邪は多くは上気道までの感染のことを言います。

④治療法は?

ここが一番問題となるのですが、風邪のウイルスをやっつけるのは、他でもない、「あなた自身」です。先ほど②でウイルスは色々ですと少しいい加減なことを言いましたが、ウイルスの種類や細かい型は本当に様々です。インフルエンザや帯状疱疹など、ウイルスが原因でも抗ウイルス薬という薬がきちんと開発されている病気もあるのですが、これらは例外です。その他のウイルス感染はほとんど自分の免疫細胞(白血球とかマクロファージなど)の活躍に頼るしかないのです。

ポイントとしては、ウイルス感染の場合はあまり高熱が出ないこと、ウイルスには「抗生剤」は全く効かないこと、でしょうか。抗生剤自体はとても大切な薬ですが、人によってはアレルギーや副作用が出ることもあるし、むやみに使うと「耐性菌」と呼ばれる抗生物質に耐性ができて効かない新しい菌が生まれる温床になってしまいます。患者さんの中には「抗生物質」を処方してもらえないと納得できないし帰れない、という方も時々いますが、風邪に対しての抗生剤は、意味がないだけでなくデメリットの方が大きいんです。知らず知らずのうちに、自分の体の中に抗生剤が効かない耐性菌を育ててしまっている可能性もあり、そういった菌が将来自分に悪さをすることもあるので注意が必要です。

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⑤肺炎は別

ただし、肺炎、つまり細菌が原因の感染で下気道、肺まで感染が及んでしまった場合はもちろん抗生剤が必要です。特徴としては高熱が出たり、頑固な咳や痰が出て体の中の酸素の値が下がることもあります。もちろん病院できちんと診断を受ければ肺炎と分かりますが、実際問題レントゲンや採血の検査をしないと分からないのが現状です。我々はたくさんの風邪の患者さんの中から、症状、発熱、酸素飽和度、その他年齢や脳梗塞の既往などの背景を勘案して肺炎を見逃さないようにしなくてはなりません。なぜなら肺炎と風邪では治療法が全く違うからです。風邪で命を落とすことはあまり多くはないのですが、肺炎は日本人の死亡原因のトップ5には入る病気です。早期発見と治療が重要です。

⑥風邪と紛らわしい病気

さて、実は私自身もこの可能性はありますが、風邪のような症状で、咳が長く続く病気は他にもあります。非典型肺炎と呼ばれるマイコプラズマやクラミジアなどが原因の肺炎はあまり熱も出ず、乾いた咳が続きレントゲンでも典型的な肺炎像がみられないものとして有名です。他には気管支喘息や咳喘息、夏型過敏性肺臓炎などでしょうか。マイコプラズマ肺炎には抗生剤が必要です。喘息には吸入などの治療が、夏型過敏性肺臓炎などは家のダニやハウスダストなどが原因のこともあり、家庭環境の見直しも必要です。実は私もずーっと咳が続いていますが、夏で暑いので冷房をつけると咳が急に出てきて、止めると少し落ち着く、みたいな現象があったので昨日クーラーのフィルターを掃除しました。ただやはり素人作業では完全に掃除するのは難しいですね。ただやらないよりははるかにマシでしょうが。もちろんクーラーの掃除をする時は皆さんも最低限マスクを二重にするなど工夫はしてくださいね。

・・・私も来週も咳が続くようならレントゲンを撮ろうかと思っています。それではまた。

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北京4日目

さて、今日は少しゆっくり起きましたが、昼から学会へ。ポスターで少し質問したあとオーラルを聴講。PDE5阻害薬の研究とHIF1とCaMKIIがけっこう流行ってるらしい。ただ私と同じテーマ、拡張型心筋症を研究してる人は意外と少なかった。まあライバルが少ない方がいいのか。ということでプラスに解釈していますが。

18時くらいまで頑張った後にお土産品を買いに王府井という、日本でいう銀座みたいなところに。もうすっかり地下鉄にも乗り慣れました。日本と違うところは、地下鉄に乗るのにいちいち荷物チェックが必要なところです。空港みたいな、X線的なのに荷物を通す必要があります。その代わりたぶんユルいですが。毎回ピーってなるのに簡単なボディチェックでスルー。

写真は北京で1番有名なお茶屋さん。烏龍茶と鉄観音?を購入。英語がちゃんと通じる。さすが銀座。

続けてスタバへ。ちなみにスタバのWi-Fiは中国の携帯電話の番号がないとどうやら使えないようですが、なぜか隣のホテル?のWi-Fiが使えました。ケーキ食べたらお腹いっぱいになったので王府井のデパートを見学してホテルに帰ろうと思います。

どうでもいいけど北京の話に入ってから普段の健康の話よりアクセス数がいい気がする。写真とかたくさん載せてるからなのか。ふむ。

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北京3日目(発表無事終わり)

こんばんは。今日から学会にちゃんと出てます。そしてポスターですが午後は自分の研究をプレゼンしてきました。パソコンで心筋組織が動いている動画を持ち込んで撒き餌として横に置いておくとそこそこの人が来てくれました笑

ポスターを作って安心していたこともありますが、そんなにちゃん英語の練習をしてなかったこともあり、配向という単語をど忘れして困ったりもしましたが何とか訪れてくれた人には研究内容を無事紹介できたと思います。

まあ中には海外学会でポスターなので、定刻でのプレゼンの義務はないため所謂、「貼り逃げ」といって、ポスター貼りっぱなしで後は勝手に見てねって感じで所定の時間にポスター前に立たずにやり過ごす方法もあるのですがね。一応ちゃんとやりましたよ。

今日は荷物も多く疲れたので会場近くで軽く夕食をとり、さっさとホテルへ戻ってきました。ピータンと麻婆豆腐を頼んだつもりがピータン豆腐と麻婆豆腐になってしまい豆腐だらけに。そして思いのほか量の多い炒飯が原因で本日も店の方に中国式の礼儀を見せました笑

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北京2日目

さて、今日からほんとに学会もスタート。とりあえず受付をするため学会会場に行きました。詳細は略しますがタクシーでとりあえずぼったくられました。どう考えてもせいぜい60元くらいの距離を112元とられるという。まあメーター最初から降りるまでずっと112元ってなってましたけどね。何回も食いつきましたが中国語以外は通じず断念。負け惜しみではないですが、最初からメーターが動かないで112ってなってるの見た時からの読み筋ではあったのと、日本のタクシーなら30分以上走ってて2000円弱ならまあ妥当ではあったので面倒くさいので諦めて支払いましたが。

以外会場と周辺の写真です。

花が綺麗ですね。オリンピック公園が近くにあります。で学会の方も今日からなのに午前中はのそのそと準備していてやる気がないこと把握、したため午後はずっと観光に。

北京ダック(写真下)を始めたくさん頼みました。そしてけっこう残してしまいましたが、中国では少し残すことが礼儀作法と言われており、そう考えるととても礼儀正しい客だったように思えてなりません笑

ちなみにこの後、例の広場にも行きましたが、このご時世、この場で写真を載せるのが適切かよく分からないのと吊られる心配があるのでやめておきます笑

そんなこんなで今日は本当に楽しい1日でした。写真も珍しくいっぱい撮った笑

ちなみに夕食も礼儀正しくたくさん残しすぎたため、パックに入れてもらいました。

ホテルのバイキングイマイチだし朝食べようかなー。

さて、明日はいよいよ私もポスター発表の日ですが、まだその前日なのに上司から秋のアメリカ(AHA)行きの話が来たため慌てて抄録を準備をしているところです。しかも今日言われて締め切りが今週の木曜日までて。

ちょっ、待っ、、、

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渡せなかった50元・・・

どうも。北京1.5日目です。もはや健康ブログというよりは完全な旅行記と化していますが、LINEも使えないことですしご容赦を。

さて、1個前に報告した通りなんとかホテルに着いたのですが、シャワーを浴びたら21時を過ぎていましたが、このまま寝るのも少しもったいない気がしたので飛行機で読んだガイドブックに書いてあったスパ(要はマッサージ)に行ってきました。

100分全身(フットマッサージ)で8000円弱と値段は妥当。内容も満足できるものでした。

マッサージが終わった時間が0時を過ぎた頃だったので当然即閉店って感じで外に出たのですが。今思えばその時タクシーを呼んでもらうようにギリ英語が通じる店の人に言っておけばよかった。

御察しの通り私は中国語は、你好と謝謝しか話せません笑

タクシーくらい道ですぐ拾えるだろう、とタカをくくって歩いて探すも見つからず。仕方ないので店に戻ると、警備員?風のおじさん2人と私服のちょっと輩っぽいお兄さんがタバコ休憩中。

まあ警備員服を着てる人もいたのでやばい人ではないだろうと、タクシーを呼んでもらえないか?というニュアンスで話しかけるもうまく伝わらず。

内心、嘘だろタクシーくらい分かるだろ、と思いましたが、1番若いお兄さんがスマホの翻訳機能で何とかタクシーを呼んでほしいのか?という趣旨の中国語を英語に訳したものを提示してくれ話が通じました。

中国の方は英語がうまいイメージがありますが、北京の街で英語で話しかけても誰にも通じません。正直泊まってるホテルの人もかなり英語は怪しい笑

中国に行くときは、いざとなれば英語が話せる人を探せば何とかなるだろう、という甘い考えは捨てた方がよいでしょう。もちろん私もその1人でしたが。

それはさておき、タクシー話が通じて一安心するも、どうやら日本みたいにアプリでスッと呼んでくれる感じにはならず、結局小雨が降っているのでそのお兄さんが傘を取ってくるから歩いてタクシーが拾えるところまで一緒に行こう、ということに。

マジか、電話とかでちょこっとタクシー呼んでほしい、くらいの気持ちで声をかけたのに・・・

申し訳ないことにその後30分くらいお兄さんと夜の街を彷徨うことに笑 そして傘にも入れてもらい大変申し訳ない・・・

結局40分くらいお兄さんの休憩時間を使ってしまい何とかタクシーゲット。途中明らかに空車のタクシーに2,3回無視されやはり中国のタクシー運転手は嫌いになりましたが、しかしながら今回のお話はお兄さんの優しさが上回ります。

さすがにこれだけ世話になったのでチップを渡そうと途中から決めていましたが、さて10元にしようか20元にしようか。なんてことを内心考えていました。ちなみに4月の時点で1元17円くらいが相場のようです。

ケチくさくてすいません笑 しかし手持ちの中国紙幣に限りもあるという裏事情もあり日本円とは違うのです。

なんとなく想像してもらえたらと思いますが、こういうのはやはり時間がかかればかかるほどプレッシャーがかかります笑

15分を過ぎたあたりから10→20元、30分を過ぎたあたりから20元にという心の揺らぎがあり、結局傘にも入れてもらった上に40分以上付き合わせてしまったので、最終的にここはもう50元渡そう!と決めタクシーに乗る直前にお礼にということで50元札を渡そうとすると、いやいや!いらないよ!といったジェスチャーで断られてしまいました。日本人にありがちな感じでその後何度かそのやり取りを繰り返したのですが、どうやらお兄さんには本当に受け取る意思がないらしく、全力で拒否をされます。こちらもそう言われるとより一層渡したくなりますが向こうも本気。結局渡せませんでした。

意外、といっては失礼なんでしょうが、意外としか言いようもないこの結末にとても感動したこともあり土産話の1つとしてここに書かせて頂きました。

まあ側から見たらそれだけ?って話ですが、異国の地で深夜に初対面の現地の人と同じ傘に入りタクシーを探す、というのも不思議な感覚ですね。体験した本人にしか伝わらないかもしれませんが。

ちなみにlast mealはお昼の機内食だったのでお腹すいたなー。明日の朝はホテルのバイキング?だったかな?をたくさん食べるとして今日は歯を食いしばって寝ます。

明日からいよいよ学会も始まります。がたぶん明日は受付をしたら午後は観光します笑

それではおやすみなさい。

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中国ではLINE自体が使えない

らしいです。無事に中国について北京の空港からホテルの最寄り駅までは鉄道と地下鉄をうまく乗り継いで着きました。

やればできるやん、自分・・・

32歳にして海外に1人で行くのは初。

ちなみに海外自体は何度も行ったことはありましたが基本は小判鮫のように人に着いて行くことしかなかったので自分1人でのパターンはこれが初なのでした。

さて、まあそれはともかく、それにしてはまずまず順調な滑り出しに見えたのですが。

そう思ったのもつかの間、駅から歩き始めたら雨が降ってきて、しかもWi-Fiがつかまらず。表示されていたはずのアプリの地図は白紙に戻り、紙媒体での地図など保存していなかった私にはホテルと自分の位置関係を把握する術を失いました。

ホテルが近くにあることは分かっていたので、仕方がなくタクシーを止めてホテルの名前を伝えたところ、驚くべきことに全く通じず!

何回説明しても分からないの一点張り。その後2,3台同じことを繰り返しましたが無駄でした。

仕方がないのでひたすら歩くしかなく、とにかくまずはWi-Fiスポットをと歩いていたら、あっさりマック発見!渡りに船とはこのこと。早速入ってアリバイ作りのコーラを買い、Wi-FiをOn!

しかしこれも繋がらず。分かる人には分かると思いますが、電話番号を入れてパスワードを入れて、の例のやつです。そもそも4Gとかそーゆーのじゃないんで、これもできず断念してマックを後に。

さてもう八方塞がりでいつの間にか空港に17時に着いたのにも関わらず19時半に。そこから先は完全に野生の勘としか言いようがありませんが、10分くらい歩くと事前に写真で見たようなフォルムの建物が。近づいてみるとビンゴ!無事にチェックインしました。

さて、早速ホテルのWi-Fiを入れてLINEのアプリを起動。しかし見れず?

試しに他のインターネットをやるも、こちらは電波が良いとは言えないながらもつながります。しかしLINEは繋がらず。

ホテルの方と何度も問答を繰り返した結果、結論としては中国ではLINEもyoutubeもGmailもできない、らしい。ということが分かりました。中国人のユーチューバーとかいなかったでしたっけ??

ということでこのブログくらいしか連絡手段がなくなってしまったので更新しています。

初日の感想としては、もう日本に帰りたい、というのが本音かな。まず中国人のタクシー運転手は最悪ですね。ホテルを知らなかったとしたらプロとして終わっていますし、知ってて近いから乗せるのを嫌がったのならまだしも、知らん顔していたんだとしたらもっと最悪ですね。

本屋で中国のガイドブックがあれだけ少ないのが何故だか何となく分かった気がします。るるぶやマップルの北京っていうものすら置いてないという・・・

てことで今日はもうふて寝します。

と見せかけて飯がまだなので仕方なくどっか行きます。皆さんも中国に行くときは気をつけてください。

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いきなりステーキ

こんばんは。久しぶりの更新です。明日から学会で北京に行ってきます。

今日は景気付けにいきなりステーキに行ってきました。写真はワイルドステーキ300gです。

ライスとミニサラダのセットをつけても1800円程度で召し上がれますのでおススメです。リブとかサーロインとか上を目指すと少しお値段が張りますが、ワイルドステーキでも十分においしかったです。

一応予防医学の観点からブログを書いてるのでフォローしとくと、この後エニタイムフィットネスに行き筋トレをしてきました笑

医学的な内容だけだと限界があるので今後は筋トレとか食べ物の話とか、学会の時の写真とかも適当にアップしていきます。

それでは、これから荷造りをするのでまた明日ー。

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北京

こんにちは。私事ですが、6月に学会で北京へ行ってきます。その準備やその他の仕事もあり最近はとても忙しいのでなかなか更新が滞ってしまっています。

学会についてはポスター発表ですが、初めての国際学会ということで英語や海外に若干の不安がありますが、日本の恥にならないよう頑張ります笑

1つ大きな不満としては、学会までそろそろ2週間を切るのにも関わらずまだ、ポスター発表の日程について発表されていないっていう・・・

お陰でホテルと飛行機のチケットを取るのが遅れていて割高になりそう。昨日ネットで色々調べたら、だいたい4泊で飛行機代込みで最安値で7,8万くらいのようですが、直行便となると15-20万くらいに跳ね上がるようです。あな恐ろしや。ただ飛行機の直線距離で3時間代で行けるところをわざわざマカオとかを経由して11時間くらい空港で待機して片道20時間のコースとか、ほんと終わってるなとは思いますが。まあ仕方ないのか。

どこか安いプランはないのか。それもこれも、とっとと全スケジュールを公開しない学会側が悪い。普通は1ヶ月前くらいにプログラムできてるはずですけどねぇ。ちなみに日本の支部に問い合わせたら同じような問い合わせはいくつか来ているそうです。困ったものだ。

と今回は愚痴ばかりになってしまいすみません。とにかく準備やら何やらでなかなか更新ができないことを伝えたかっただけです。北京行ったら、あまり普段撮らない写真をたくさん撮ってまた更新できたらいいなと思っています。それでは。

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インフルエンザ再流行と注意すべき2つのポイント

こんにちは。さすがに平成も終わり、令和となり暖かくなってきましたが、今年はスギ花粉の飛散量が多かったり寒暖差が大きい影響もあり、春になって再びインフルエンザが再流行している地域もあるようです。私自身は4月に入ってからはインフルエンザの患者さんを見ていませんが、ニュースにもなっているように一部では流行しているのが事実です。

我々としても冬場は当然のように発熱の鑑別にまず「インフルエンザ」を挙げて検査をするのですが、まだまだインフルエンザを無視するわけにはいかないようですね。

今回は、患者さん目線でインフルエンザについて注意すべき点をまとめてみました。

 

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まずインフルエンザとは、「インフルエンザウイルス」が原因で起こる感染症です。インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型があり、人に感染するのはA型とB型です。

症状として多いのは、発熱(高熱のことが多いが必ずしも高熱が出るとは限らない)や咳、のどの痛みといった風邪のような症状に加えて頭痛や全身の筋肉の痛みが出るのが特徴です。ただし、これら全てが揃うわけではなく、いずれかの症状が出ることが多く、症状は人によって異なります。

インフルエンザワクチンの接種により予防効果は高まりますが、ワクチンを接種するとインフルエンザにかからないわけではありません。米国の報告では、インフルエンザワクチンの65歳以下の予防効果は70~90%(ワクチン株と流行株が一致している場合=つまり流行しているウイルスの型の予想が当たっている場合)と言われています。日本では65歳以上の基礎疾患のない方の予防効果は約45%の発症を阻止し、約80%の死亡を阻止したとの報告があります。1)~3)

次にインフルエンザの診断についてですが、医療機関にいけば簡単な迅速キットで5~15分程度で診断がつきます。方法は鼻の中を細い綿棒のようなものでグリグリやって、鼻の粘膜についているインフルエンザウイルスの抗原の有無を判定します。ここで注意点その1ですが、インフルエンザの診断は、発熱(発症)後、12~24時間経たないと陽性になりません。言い方を変えると、インフルエンザの診断は、発熱などの症状が出てからすぐにやっても、「本当はインフルエンザだったとしても」陰性と出るのです。このため、医療機関によってはインフルエンザの流行シーズンには、発熱して翌日の検査を勧める場合もあります。

例えば、「子供が2人とも昨日インフルエンザと診断され、自分も今朝から全く同じ症状で高熱が出ている」というような内容で病院を受診された方がいたとします。誰がどう見ても、十中八九インフルエンザですよね?しかし、インフルエンザの薬はインフルエンザの検査が陽性にならないと保険で出せないのが現状です。

また、インフルエンザは細菌ではなくウイルスなので、抗生物質は効きません。風邪などもウイルスが原因ですが、自然に治りますよね?インフルエンザも結局はウイルスが原因なので、若い人などは自然な免疫で勝手に治ることもあります。しかし、お子さんやご高齢の方など基礎体力が落ちている場合は重症化しやすいので、やはり1回陰性でも翌日再検査をして、インフルエンザであればインフルエンザの薬で治療するのがお勧めです。

 

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ここで、注意点その2です。ここが一番大事なところなので今までの話は読み飛ばしてもらっても結構です(笑)

何かというと、

インフルエンザには強い解熱鎮痛薬は禁忌です。

強い解熱鎮痛薬とは何か?医学用語で恐縮ですが、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)と呼ばれる薬です。具体的には、アスピリン®、バファリン®、ロキソニン®、イブプロフェン、ボルタレン®などです(※)  なぜダメなのか。これは、主に2つの合併症が起こる可能性があるからです。

①インフルエンザ脳炎、脳症

まず1つ目は脳炎、脳症です。インフルエンザ自体の合併症でも稀に脳炎を起こしてしまう方がいますが、インフルエンザに上記のような「強い解熱薬」を使うと脳炎になるリスクが高くなったり、命に関わる重症化しやすいことが指摘されています。

②ライ症候群

2つ目は、ライ症候群というちょっと聞きなれない名前の合併症。簡単に言うと肝障害と脳炎を同時に併発したような症状で、主にインフルエンザに対するアスピリンの内服との関連が指摘されていますが詳細は解明されていない病気です。①と少しかぶっている(オーバーラップ)ような印象です。

やや回りくどくなってしまいましたが、要は、発熱→解熱剤という公式が危ないですよ、というのが今回のメインテーマです。インフルエンザ自体は抗ウイルス薬(タミフル®、イナビル®、リレンザ®、ゾフルーザ®)でいつか治るでしょう。しかしやはり高熱はつらい。ではどうしたらいいか。

インフルエンザで唯一使っていい解熱薬はアセトアミノフェン(カロナール®、アンヒバ®)です。積極的に使った方がいいというものでもないので基本は頭を冷やして自然にインフルエンザの薬が効いて解熱するのが理想ですが、熱がつらい場合はアセトアミノフェンを処方するのが基本です。

では、インフルエンザ陰性の時、または病院でインフルエンザと診断されていなければ使っていいのか?ということですが、ここも注意が必要です。特に流行期においては、「発熱」→風邪かな?ということで市販薬(解熱鎮痛薬の成分含む)を飲んでしまうケースは非常に多いです。このため、稀に脳症を起こしてしまう方がわずかながらいるのも事実です。

繰り返しになりますが、発熱した当日はインフルエンザ検査が「陰性」と出ることもあります。しかし、実際にはインフルエンザであった場合は、実は解熱鎮痛薬が危険となることもあるので注意が必要なわけです。(私個人の考えとしてはよほどのことがない限り、特にインフルエンザ流行期の発熱にはアセトアミノフェンしか出さないことが多いです)

 

※上記の解熱鎮痛薬に関しては決して一般的に薬として否定しているわけではないです。あくまでインフルエンザの時に使用しないでほしい、ということです。

 

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参考文献:

1) 国 立 感 染 症 研 究 所 感 染 症 情 報 セ ン タ ー ホ ー ム ペ ー ジ

2) Prevention and Control of Influenza. Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP), 2008 . MMWR 2008 :57(RR-07):1-60

3) Influenza Vaccination of Health-Care Personnel.Recommendations of the Healthcare Infection Control Practices Advisory Committee (HICPAC) and the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP).MMWR 2006:55(RR-02):1-16

 

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体重が減る病気の鑑別について

こんにちは。なんだかんだで色んな病気のことを書いてきたので、メジャーな病気についてはそこそこ触れてきたような気がします。

ということで、一般の方向けに分かりやすく書くのであれば、症状→病気、という視点が分かりやすいのではないかと思い立ちました。ある症状から考えられる病気の鑑別を書いていくことで、これを繰り返すと辞書のような形になるのでは、と思います。

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実際、医学部の授業ではチュートリアルのような学習法で、病気の講義だけではなく、〜という症状から考えられる病気をいくつ思いつくか、という考え方は取りあげられています。研修医の頃の救急外来の当直でも応用できる考え方です。当たり前ですが、患者さんは自分は〜病なので治療して下さい、とは言いません。こういう症状で困ってるんです、という主訴(CC=Chief Complaints)を持って病院に来られることが多いです。

また、私はこういう症状があるけれど、何科を受診すればいいんだろう?と悩むこともあるかもしれません。そこで、症状という切り口でどんな病気が考えられるか、ということを勉強していきましょう。

第1弾として、体重減少、を取り上げてみました。明らかに食べるものがヘルシーになったとか、運動してダイエットしてます、という場合は体重は減って当然ですが、特に身に覚えがないのに体重が減るのは心配ですよね。では体重が減少する病気はどういったものが多いのでしょうか?

◯体重減少ってどのくらい?

まず体重減少の定義からです。一般的には5kg以上または全体重の5%以上の減少がある場合は、医学的に何か原因疾患があると疑う根拠になります。あくまで目安ではありますが。

◯原因について

診断の上でポイントとなるのは、当たり前ですが「ご飯を食べれているかどうか」ということです。

①内分泌疾患

食欲があるのに体重が減っていく場合は、内分泌疾患が隠れていることがあります。内分泌疾患の代表選手が、糖尿病と、バセドウ病です。糖尿病は食べすぎて体重が増えそうなイメージがあると思いますが、それは2型糖尿病です。一般的に糖尿病と言えば2型なのですが、1型糖尿病は特発的にインスリンというホルモンが出にくくなってしまう病気で、詳しくは前ブログに書いてありますが、こちらの場合は体重が減ることがあります。

バセドウ病は、別名甲状腺機能亢進症と言いますが、要は甲状腺のホルモンがたくさん出てしまう病気です。甲状腺ホルモンの役割は、代謝を活性化させたり交感神経と呼ばれる運動している時に活性化される神経を刺激します。結果、代謝が活性化すると汗がたくさん出たり、痩せるので今回の話のテーマにもある体重減少につながります。

脈拍が早くなったり不整脈が出たりすることもあるので、治療が必要です。

②悪性腫瘍

また、短期間で大きな体重減少がある場合は、あまり考えたくはないですが、悪性腫瘍の可能性を見なければいけません。悪性腫瘍とは、いわゆる癌のことなのですが、敢えてこの書き方をしたのには理由があって、胃癌や大腸癌のような固形癌と、リンパ腫などの血液の細胞の癌があるからです。癌細胞は増殖が早いので、糖やエネルギーを消費します。このため体重が不自然に減少するのです。

※食道癌や胃癌、大腸癌といった消化器系の癌は、上記の理由の他にも、大きくなるとそもそもご飯を食べた時に引っかかって通過しなかったり、便秘になったりするので食欲が落ちてしまい、そういった意味でも体重は減少するので特に注意が必要です。

③炎症性腸疾患など

最後に、あまり頻度は多くないですが、小腸や大腸での栄養分や水分の吸収不良やタンパク質が漏れてしまう病気、そしてクローン病や潰瘍性大腸炎などの腸に原因不明の炎症が起こってしまう病気の可能性もあります。これらは血液検査などでも手がかりがあり、分かることもありますが、下痢や腹痛、血便といった腸の症状が出るので、消化器内科を受診して詳しい検査をしてもらいましょう。

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さて、では今度は、シンプルに食欲がなくてご飯が食べれなくて体重が減る病気です。

④腸閉塞(イレウス)

先程※で述べたような病気もそうですが、癌でなくても、腸閉塞という病気があります。これは、お腹の手術をした方に多いのですが、何らかの理由で腸の途中で便が詰まってしまい、それによって食べ物が消化管を進んで行かず、段々と溜まってしまう病気です。これによって便秘や吐き気、食欲低下が起こるので、結果として体重が減ることになります。

⑤うつ病(その他精神疾患)、アルコール依存

食欲がないことについては個人差がありますが、例えばうつ病などの精神疾患が原因のこともあり得ます。

またアルコール依存症の方は、あまりご飯を食べないので段々と痩せていってしまいます。

病気の原因を考える上では患者さんの性別や年齢なども重要です。例えば若い女性の場合、自身のボディイメージが極端に偏っていた場合、側から見てて十分痩せているのに、太りたくない、という心理から食欲が低下してしまい極端に痩せ細ってしまう病気もあります。神経性食思不振症と言います。たくさん食べればいいだけ、しかし、何よりもご本人が食べることを拒否してしまうので想像以上に治療が難しいこともあります。

だいたいこんなところでしょうか。鑑別のポイントとして要点をまとめましたが、体重が減るという抽象的な概念なので、探せば他にもあるでしょう。しかし、頻度として多いものや見逃したくないものを優先して書いたつもりです。それでは今日はこのへんで。

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